住んでいない街のスナップ
昔は遠方へ出張があるとカメラを1台、カバンに忍ばせていた。
品川の外れで泊まった翌朝、駅近くの商店街でスナップ。
東京なのにある意味東京らしくない情景(←田舎者目線!)。
スナップ ≒ 偶然ショット なのが楽しい。
最近はそんな気持ちが心の中で盛り上がっても
長続きしないなー。
M2、Summicron 5cmはOSAKA単身赴任時代に手に入れたもの。
ボディーは1961年、レンズは1957年の生まれ。
私の手元にきて9年くらい経つ。通したフィルムも相当数あって
おそらく手放すこともないのだろうと思う。
途中、M6とかも買い足したけどこっちは手放してしまった。
もっと使ってやればいいんだけど、今も防湿庫で待機中。
相棒のレンズ、ボディーともLeicaやHasselを熱く語る店主から求めたもの。
店主は元々は老舗カメラ店の修理職人さんで、
独立してこじんまりしたお店を構えておられる。
日中はお店の営業、閉店後は工房へ場所を移して夜中まで修理。
なので店の開店は、毎日お昼から。 そんなお店。
私のLeicaもこの店主自らにオーバーホールしてもらっている。
なので巻上げ、シャッターなど、しっとり・なめらかな感触は今も素晴らしいまま。
カメラって、金属の歯車やバネの集合体なのに
どうしてこんな感触に仕上がるのか?
これで酒が呑める。(笑)
一方で、FやF2といったNikonを代表する機械式カメラもオーバーホールして
所有してきたけれど、全く違う。
ただ、この違いは ”良い・悪い” ではない。
こっちはこっちで酒が呑める。(笑)