midnightblue

midnight blueは管理人がもっとも好む色。時計に万年筆など毎日使うモノはなんでもmidnight blueにしたがる習性あり。

写真について #16

住んでいない街のスナップ 

 

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Leica M2 & Summicron 5cm 1st.固定鏡胴(前期)

昔は遠方へ出張があるとカメラを1台、カバンに忍ばせていた。

品川の外れで泊まった翌朝、駅近くの商店街でスナップ。
東京なのにある意味東京らしくない情景(←田舎者目線!)。
スナップ ≒ 偶然ショット なのが楽しい。
最近はそんな気持ちが心の中で盛り上がっても
長続きしないなー。

M2、Summicron 5cmはOSAKA単身赴任時代に手に入れたもの。
ボディーは1961年、レンズは1957年の生まれ。
私の手元にきて9年くらい経つ。通したフィルムも相当数あって
おそらく手放すこともないのだろうと思う。
途中、M6とかも買い足したけどこっちは手放してしまった。

 

もっと使ってやればいいんだけど、今も防湿庫で待機中。

 

相棒のレンズ、ボディーともLeicaやHasselを熱く語る店主から求めたもの。

店主は元々は老舗カメラ店の修理職人さんで、

独立してこじんまりしたお店を構えておられる。

日中はお店の営業、閉店後は工房へ場所を移して夜中まで修理。

なので店の開店は、毎日お昼から。 そんなお店。

私のLeicaもこの店主自らにオーバーホールしてもらっている。

なので巻上げ、シャッターなど、しっとり・なめらかな感触は今も素晴らしいまま。

カメラって、金属の歯車やバネの集合体なのに

どうしてこんな感触に仕上がるのか?

これで酒が呑める。(笑)

一方で、FやF2といったNikonを代表する機械式カメラもオーバーホールして

所有してきたけれど、全く違う。

ただ、この違いは ”良い・悪い” ではない。

こっちはこっちで酒が呑める。(笑)